【レポート】山本海蘭が全試合一本勝ち、同僚川崎とともに大会二冠に輝く/第71回インターハイ柔道競技女子個人試合78kg超級

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取材・文:古田英毅、eJudo編集部
写真:乾信也、古田英毅

準決勝まで

山本海蘭、他を寄せ付けず決勝へ

2回戦、山本海蘭が池田実琴から裏投「一本」

金鷲旗大会の優勝、そして今大会における団体戦制覇と母校の団体「二冠」を牽引した今代きっての大駒・山本海蘭(山梨・富士学苑高)が他を寄せ付けずに決勝進出。

団体優勝から一夜明けて迎えたこの日の登場は2回戦から。この試合は池田実琴(長崎・長崎明誠高)を相手に、1分21秒裏投「一本」。金鷲旗決勝代表戦の決め技であるが、「一か八かはあまり良くない」(本人)と今大会の団体戦では封印していた技でもあり、少々意外な選択。進退もどこか足元の定まらない印象があって以後が心配されたが、しかしこの試合を乗り越えるとしっかり常のペースに乗る。

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