【ニュース】63kg級は寺田宇多菜が優勝、52kg級は藤城心が全試合一本勝ちでシニア初タイトル/第52回全日本実業柔道個人選手権大会女子7階級

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取材・文:古田英毅
写真:坂口美貴・古田英毅

63kg級決勝、寺田宇多菜が能智亜衣美を攻める

第52回全日本実業柔道個人選手権大会は27日、ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園)で開幕。女子は7階級すべてが初日に行われた。

63kg級は、4月の全日本選抜柔道選手権70kg級で2位入賞の寺田宇多菜(JR東日本)が優勝。決勝は能智亜衣美(了德寺大職)を「指導3」で押し切った。既に講道館杯出場の権利を持っていたが「まだ63kg級の試合経験が足りない」と出場を決意。「70kg級で自分がやっていた柔道を相手にやられている感覚」と違和感も口にしたが、しっかり力を見せて頂点に立った。戦後は「先に仕掛ける自分の柔道をこの階級でも実現したい」と今後の強化方針を語り、「講道館杯もグランドスラムも勝って、世界選手権に出たい」と意欲的だった。

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