【レポート】眦決した6試合、大島優磨が66kg級初タイトル獲得/第52回全日本実業柔道個人選手権大会・男子66kg級

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日時:2022(R2)年8月27日~28日 会場:ベイコム総合体育館(尼崎市)
取材・文:古田英毅
写真:坂口美貴・古田英毅

【準決勝まで】

巨大トーナメントを決勝まで勝ち上がったのは、大島優磨(旭化成)と杉浦冬唯(松波総合病院)の2人。

大島優磨、抜群の内容で決勝へ

66kg級4回戦、大島優磨が木戸清孝から背負投「一本」

2018年の60kg級全日本選抜体重別選手権の覇者、前回大会2位の大島は、第1シード扱いながら厳しい配置。強敵と連戦が組まれたが、素晴らしい内容でこの重囲を突破した。2回戦ではまず竹村彰太(力善柔道クラブ)を1分18秒縦四方固「一本」に仕留めて大会をスタート。続く3回戦はもと強化選手、34歳になった石川裕紀(エイチアイ)の挑戦を、1分50秒に奪った背負投「技有」で退ける。勝負どころの4回戦は、2018年大会王者の木戸清孝(アドヴィックス)とマッチアップ。ともに「指導2」で迎えたGS延長戦2分23秒、落差の大きい左背負投を決め、鮮やか「一本」でこのハードルを乗り越える。

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