4日、オーストリアで行われているヨーロッパオープン・オーバーヴァルト大会に、日本から78kg超級の朝比奈沙羅が参戦。今回は全日本柔道連盟の派遣ではなく、個人資格で遠征して腕を試した。
ワールドツアーが休止期間ということもあり、強国が一線級を多数派遣したこの大会はグランプリやグランドスラムに迫る陣容。女子はフランスが複数階級に一軍を送り、朝比奈の78kg超級も少人数ながらレベルの高い争いが繰り広げられた。
そして朝比奈は優勝ならず。準決勝でフランスの一番手ホマーヌ・ディッコにGS延長戦の「指導3」で勝利したが、決勝は同国で二番手を争う立場の長身選手ジュリア・トロフア(フランス)の圧を捌けず、GS延長戦「指導3」で屈した。これまで秋場麻優、素根輝、冨田若春に敗れているトロフアは、これが日本勢からの初勝利。
入賞者と朝比奈の試合結果、戦評は下記。
試合結果
【成績上位者】
(エントリー11名)
優 勝:ジュリア・トロフア(フランス)
準優勝:朝比奈沙羅
第三位:ティナ・ラディッチ(クロアチア)、ホマーヌ・ディッコ(フランス)
【準々決勝】
朝比奈沙羅〇大外落(3:37)△ヘレナ・ヴコビッチ(クロアチア)
【準決勝】
朝比奈沙羅〇GS反則[指導3](GS0:56)△ホマーヌ・ディッコ(フランス)
【決勝】
ジュリア・トロフア(フランス)〇GS反則[指導3](GS1:10)△朝比奈沙羅
戦評
【準々決勝】
朝比奈沙羅〇大外落(3:37)△ヘレナ・ヴコビッチ(クロアチア)
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