【プレビュー】トーナメント最大の山場は準々決勝、シャヴダトゥアシヴィリと橋本のV候補2人が激突/タシケント世界柔道選手権2022・男子73kg級

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橋本壮市

エントリーは51名。シード順を決定する基準が、例年の「大会直前のランキング」から「7月のグランプリ・ザグレブ終了時のランキング」に急遽変更され、シード順も「概況解説・シード予想」で示した予想から大きく変わった。

これによって、当初は決勝で対戦予定だった優勝候補のラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)と橋本壮市(パーク24)がともにプールAに配され、準々決勝で早くも対戦が組まれることとなった。ここが事実上の決勝と考えてよいだろう。試合内容の予想は「概況解説・シード予想」で行っているため割愛するが、橋本、シャヴダトゥアシヴィリともに階級きっての戦術派。様々手札を繰り出し合う、レベルの高い頭脳戦が見られるはずだ。

73kg級シード順。橋本とシャヴダトゥアシヴィリは準々決勝で対決。

組み合わせの難度で言えば両者に大きな差はなく、ともになかなか厳しい配置。橋本が2回戦でジョアン=ベンジャマン・ガバ(フランス)、3回戦でムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン)、シャヴダトゥアシヴィリが2回戦でニルス・ストンプ(スイス)、3回戦でジョヴァンニ・エスポージト(タジキスタン)と対戦予定となっている。橋本の側では初戦のガバが厄介。技はないものの身体能力が高く簡単には背中を着かず、それでいてガツガツ前に出て来る面倒な相手だ。橋本は昨年のハンガリー世界選手権の団体戦で対戦歴があり、その際はGS延長戦で「指導3」を得ての勝利だった。3回戦以降を考えるならば、出来るだけ体力の消耗は抑えたいところ。初戦ではあるが、少々ギアを高めに設定し、早い時間で仕留めてしまいたい。

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