【直前プレビュー】金メダル狙う日本代表2人の配置に明暗、新添は全試合がメダルマッチ難度/タシケント世界柔道選手権2022・女子70kg級

記事
  1. ホーム
  2. 記事
  3. 【直前プレビュー】金メダル狙う日本代表2人の配置に明暗、新添は全試合がメダルマッチ難度/タシケント世界柔道選手権2022・女子70kg級
田中志歩

エントリーは44名。シード順を決定する基準が、例年の「大会直前のランキング」から「7月のグランプリ・ザグレブ終了時のランキング」に急遽変更され、シード順も「概況解説・シード予想」で示した予想から大きく変わった。

優勝候補と目される4名の配置は、田中志歩(JR東日本)がプールB、サンネ・ファンダイク(オランダ)とマルゴ・ピノ(フランス)がプールC、新添左季(自衛隊体育学校)がプールD。
階級の第1グループ(※「概況・詳細」を参照)の上位選手はバルバラ・マティッチ(クロアチア)がプールA、マリー=イヴ・ガイ(フランス)とミヘイラ・ポレレス(オーストリア)がプールD。つまり、トーナメントは明らかに下側重心。上側に配された田中と下側に配された新添で明暗が分かれることとなった。

70kg級シード順

田中は戦いやすい配置、3回戦のマリア・ポルテラ(ブラジル)が最初の山場。ここを勝ち上がると準々決勝でミリアム・ブートケライト(ドイツ)、イーファ・コーグラン(オーストラリア)ら有力選手が複数詰め込まれたプール上側の混戦ブロックの勝者との対戦が組まれる。恐らくはブートケライトが勝ち上がってくると思われるが、ポルテラ、ブートケライトともに日本代表選手が苦戦するほどの相手ではない。問題なくベスト4へと勝ち上がることができるはずだ。

新添左季
有料会員記事(無料会員の方も月3本までお読み頂けます)
【残り3,702文字 / 全4,290文字】

スポンサーリンク