第5日リアルタイム戦評(男子90kg級、女子70kg級)/タシケント世界柔道選手権2022

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90kg級 増山香補(パーク24) 2回戦敗退

1回戦、増山が小外刈「一本」

【1回戦】増山香補○小外刈(3:22)△ハリソン・キャッサー(オーストラリア)

増山が左、キャッサーが右組みのケンカ四つ。増山は敢えて出力を抑え、「秒殺」ではなく丁寧に、そしてリスク少なくある程度「試合をする」構えの印象。引き手で襟を掴み、袖を掴ませると外側を捕まえ返し、左大内刈に左体落。技自体のスピードも上げ過ぎず、しかし上半身には崩しを入れてプレッシャーを掛けるという体で試合を進める。増山が左体落で相手を潰した1分3秒、キャッサーに消極的試合姿勢の「指導」。増山続いては両襟で進退、腕の中に入れないキャッサーが両手上腕で応じると出足払、小内刈で崩し、袖に持ち替えて左体落。つんのめって倒れたキャッサーに2分4秒「指導2」。増山は二段の左小外刈で大きく崩し、両襟から引き手を袖に持ち替えて万全の組み手を作ると、残り1分半となったところで初めて左背負投を見せる。高く背中の上に揚げてつんのめらせ、続いて釣り手の肘を入れると左背負投、左背負投、左体落とスピードを抑えたまま同方向の前技を連発。残り30秒を過ぎると頃合い良しとばかりに左の足技。まず左小外刈で上げ、次いで左小外掛で叩き、後退した相手を左小外刈で叩き上げる「三段小外」。崩れたキャッサーをしっかり制して背中を着かせ「一本」。

【2回戦】増山香補△合技[横車・内股](2:50)○ラシャ・ベカウリ(ジョージア)

ラシャ・ベカウリが増山から内股「技有」
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