男女混合団体戦・日本代表リアルタイム戦評/タシケント世界柔道選手権2022

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5連覇を決めた日本チーム

【2回戦】日本 4-0 ドミニカ共和国

2回戦、堀川恵がアリエラ・サンチェスから内股「技有」

[-57kg]玉置桃〇優勢[技有・谷落]△アナ・ロサ
[-73kg]原田健士〇横四方固(1:12)△アントニオ・トルナル
[-70kg]堀川恵〇合技[内股・大外刈](2:54)△アリエラ・サンチェス
[-90kg]田嶋剛希〇谷落(2:50)△ロベルト・フロレンティーノ
[+70kg]高橋瑠璃 ― モイラ・モリーヨ
[+90kg]太田彪雅 ― ホセ・ノバ=アルカンタラ

日本は玉置が勝利して先制。右相四つのアナ・ロサが腰技に身を切った回転の中途で背について制動。「めくり」のごとく抱え進み、奥足まで脚を入れて制し落として「技有」。このポイントで優勢勝ちを果たした。

原田健士はケンカ四つのアントニオ・トルナルが左で背を叩いた引込返に体捌きよく被り、体を跨いで左腕を全身で抱えこむ。いわゆる「シバロック」の形で余裕の「一本」。階級落ちで出場の堀川恵はケンカ四つのアリエラ・サンチェスの長い腕をやや持て余したが、38秒右大外刈で後退を止め、右内股に入りなおして「技有」。以後も相手の腰の切り際を右小外刈で叩き落して攻勢。この直後に「指導」1つを得ると、続いて組み際に回り込み、引き手一本で袖を確保。釣り手を肘下に落とす得意のやり口で右大外刈を決めて「技有」。合技「一本」で試合を終わらせた。

田嶋剛希はドミニカチームではもっとも面倒なロベルト・フロレンティーノとマッチアップ。ケンカ四つ・長身の相手が両手で上から背中を掴む異次元の組み手を見せると、これをそのまま右大外落で叩き落すさらに一段上の対応。強烈な一発で叩き落して(尻餅でノーポイント)主導権を掴む。ともに「指導1」を失った2分50秒の組み際には、相手の裏に半身を滑り込ませて谷落一発。相手の腰を腹の上に載せ、高い位置から叩き落して強烈「一本」。日本はこの時点で勝利決定。

【準々決勝】日本 4-0 オランダ

準々決勝、田嶋剛希がフランク・デヴィトから「やぐら投げ」で一本勝ち。
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