ウズベクキスタン・タシケントで行われている世界柔道選手権、個人戦最終日の女子78kg超級はホマーヌ・ディッコ(フランス)が優勝した。東京五輪で銅メダルを獲得したディッコは23歳、これが世界選手権初優勝。決勝はベアトリス・ソウザ(ブラジル)を相手にせず、1分5秒裏固「一本」で勝利した。
3位にはフランスの二番手ジュリア・トロフアと日本の冨田若春(コマツ)が入った。冨田は準決勝でソウザに敗れ、優勝候補と目されていたディッコ、イダリス・オルティス(キューバ)ら一線級とは手を交えずに終わった。
レポート、試合結果、日本代表選手全試合の戦評は下記。全試合結果は別掲。
文責:古田英毅
【レポート】
実力・キャラクターとも面白い役者が揃った78kg超級だが、世界王座を狙う「これ」というレベルの選手となると極めて少ない。こと金メダル争いという観点から言えば、競技力から割り出される実質的な権利者はホマーヌ・ディッコ(フランス)、イダリス・オルティス(キューバ)、冨田若春(コマツ)の3名のみ。
ディッコ順当に決勝へ
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