来年5月にカタール・ドーハで行われる世界選手権の日本代表1次選考会を兼ねる講道館杯全日本柔道体重別選手権大会が29日、千葉ポートアリーナ(千葉市)で開幕。初日は女子全7階級の競技が行われた。
63kg級は東京五輪で代表を務めた田代未来(コマツ)が優勝。全5試合をすべて「一本」で決め、28歳にして初めて講道館杯を手にした。2018年、2019年と世界選手権で銀メダルを獲得した田代だが、左足首と左肩を負傷したこともあって五輪ではまさかのメダル逸。その後左膝前十字靭帯を手術して「もう無理かな、辞めたいと思うこともたくさんあった」と引退を考えたが、リハビリを経てついに畳に復帰。1年2か月ぶりの試合でみごと復活を果たし、感涙にむせんだ。決勝は渡邉愛子をGS延長戦の横四方固「一本」に仕留めた。
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