取材・文:林毅・eJudo編集部
写真:乾晋也・辺見真也
【準決勝まで】
グランドスラム東京代表には、タシケント世界選手権優勝の堀川恵(パーク24)とアジア選手権2位の鍋倉那美(了德寺大職員)が既に決定済み。残る2枠を巡って激戦が繰り広げられた。
田代、全試合「一本」で決勝へ
第1シードに配されたのは東京オリンピック代表の田代未来(コマツ)。実は今年2月に左膝の靭帯を断裂し、手術を経て9月に練習を再開したばかり。復帰戦となる今大会は万全とは程遠い状態だった。それでも、初戦(2回戦)の小林未奈(帝京大4年)を送襟絞(3分33秒)、3回戦の小齊穂奈美(福岡大2年)を同じく送襟絞(1分42秒)、そして、準々決勝の山口葵良梨(国士館大3年)を小外掛(3分28秒)と強敵ばかりを、それもすべて「一本」で仕留めてベスト4入りを果たす。
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