取材・文:古田英毅
写真:乾晋也・辺見真也
日本代表選手:永山竜樹(了徳寺大職)、近藤隼斗(国士舘大3年)、古賀玄暉(旭化成)、福田大和(比叡山高2年)
【準決勝まで】
激戦を縫って決勝へ勝ち上がったのは近藤隼斗(国士舘大3年)とジョン・スンビョン(韓国)の2人。紹介すべき選手と試合の多い階級だが、ファイナリスト2人の勝ち上がりを軸にトーナメントを追い掛けてみたい。
近藤ふたたび古賀を撃破、出色の出来で決勝へ
5月の強化選手選考会と10月の講道館杯を立て続けに制した近藤の出来は出色。初戦はトロス・クリストドゥリデス(キプロス)を開始45秒の左内股で一蹴。ケンカ四つの相手が容易に引き手を持ちあわぬとみるや両襟を持ってまず跳ね上げ、ひときわ強く捩じりを入れて投げ切り「一本」。
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