取材・文:古田英毅
写真:乾晋也・辺見真也・IJF
日本代表選手:橋本壮市(パーク24)、大吉賢(了徳寺大職)、原田健士(ALSOK)、古賀颯人(慶應義塾高教)
【準決勝まで】
優勝候補はタシケント世界選手権で決勝を争ったツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)と橋本壮市(パーク24)の2人。これに大吉賢(了徳寺大職)と原田健士(ALSOK)、アルチュール・マルジェリドン(カナダ)が続き、シニア国際大会デビューの古賀颯人とイゴール・ヴァンドケ(ドイツ)が加わらんとする、いうのが大枠の構図。海外勢のダークホース的存在はブドゥル=マリク・ウマエフ(ベルギー)とジョアン=ベンジャマン・ガバ(フランス)、ダニヤル・シャムシャエフ(カザフスタン)というところ。有力選手の絶対数は少ないが、王者クラス、メダリストクラス、表彰台を狙う有望株とそれぞれのクラスタから1人、2人と選手が送り込まれ、厚みはないが「層」がきちんと形成された格好のトーナメントとなった。
調整不足のツェンドオチルが2戦目(3回戦)でカン・ヒョンチョル(韓国)に崩袈裟固「一本」で敗れるという波乱もあり、トーナメントは日本選手優勢。その中から、橋本壮市と古賀颯人が決勝まで勝ち上がった。
橋本、隙を見せずに決勝へ
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