フランス・パリのアコーホテルズ・アリーナで行われているグランドスラム・パリ、最終日の5日は男女合わせて7階級が実施された。男子の日本代表は4階級に3名を送り込み、100kg超級の太田彪雅(旭化成)が準優勝、他選手はいずれも予選ラウンド敗退となって入賞を逃した。
100kg超級を制したのは地元フランスのレジェンド、テディ・リネール。準々決勝までの3戦は力の差のある相手を内股「一本」、内股「一本」、大外落「技有」としっかり投技を決めて勝ち上がり、準決勝は昨年来好調のアリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)を2分57秒「指導3」で封殺。決勝は右相四つの太田彪雅を組み止め、リスクを冒すまでの必要なしとばかりに一方的に組み勝つ絵の演出に注力。危ない場面ないまま3分3秒「指導3」対「指導1」で勝利を決めた。2022年7月のグランドスラム・ハンガリー以来久々の出場となったワールドツアー大会を見事優勝で飾り、地元の大歓声に応えた。
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