【ニュース・レポート】鈴木桂治監督が独特の足技を指導、サプライズゲストはウルフアロン選手/第5回「野村道場 オンライン柔道教室」

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取材・写真:古田英毅
Text and Photo: Hideki Furuta

五輪3連覇の野村忠宏氏が主催するイベント「第5回野村道場 オンライン柔道教室」が23日に横浜武道館(横浜市)で開催された。会場と参加者をZOOMで繋ぎ、特別講師の男子日本代表・鈴木桂治監督らが画面越しに小中学生30人を指導した。
 
鈴木監督は得意技の中から大外刈、小外刈、小内刈を指導。大外刈はインパクトの威力やケンカ四つ時の「抜けない」ことにフォーカスして敢えて足首を立てて踵を当てる技法、小内刈は軸足を外に置いて刈り足を鎌足で入れて高く刈り切る技法と、特徴的な技を披露。基本となる理合をしっかり満たしながら自身の特徴を生かしたアレンジで、柔道の「考え方」の豊かさを示した。
 
野村氏は背負投を指導。こちらは基本通りの綺麗な技。そして技の威力、一挙手一投足の動きの鋭さが生み出す説得力は半端なし。基本をしっかり積み重ねること、理想の形を突き詰めることで到達出来る「高み」を示していた。
 
後半は東京五輪100kg級金メダリスト・ウルフアロン選手がサプライズゲストとして参加。大喜びの子どもたちの質問に応え、トークの上手さでイベントを盛り上げた。

このイベントの開催は昨年9月以来。コロナ禍を受け3回目からはオンラインで行われている。当日の様子は1週間以内を目途に、Youtubeチャンネル「野村道場」にアップされる予定。

鈴木・野村両氏のコメントと、写真によるレポートは下記。

野村忠宏氏のコメント
「コロナで稽古する場所がない、試合がない、という話を聞きます。その中で本当に限られた人数ですが、柔道を通して交流できる場所を作りました。子どもたちがやっぱり柔道っていいなと思ってくれたり、コロナが明けたときにまた柔道を頑張れるように、『今出来ることをしっかりやろう』という気持ちになってくれたらすごく嬉しい。(―北京オリンピックを見て)感動、喜び、手に汗握る場面、ちょっと憤りを感じる場面もあったり、スポーツを通して熱い気持ちになりました。ああいう舞台を目指す夢、私たちは柔道を通じてそれを発信していきたい。」
 

鈴木桂治監督のコメント
「声を掛けて頂いて本当にありがたい。これだけの規模でやれるのは野村先輩しかいない。全国の少年少女を柔道で繋いでくれる、本当に良い時間を貰いました。もっともっと広がっていくべきイベントだなと思います。(―北京オリンピックを見て)私は41歳ですが、それでもやっぱり物凄く興奮する。小中学生となれば、受ける影響はかなり大きいでしょう。ただ、夏(のオリンピック)もそうですが、この熱を冷ましてはいけない。出来ることを地道にやっていくしかない。当たり前に柔道普及と言いますが、何を普及したいのか、柔道の魅力はなんなのか、これをまず見直して、どう発信するか再確認すべきと、あらためて思いました。」

写真レポート

礼法を指導。MCは松山三四郎氏、サブMCはドンマイ川端氏。
ウォーミングアップは野村道場恒例のサーキットトレーニング。「今年は大会(全日本実業個人)出場を考えている」というドンマイ川端氏が子どもたちと競った。
鈴木桂治氏の大外刈。
踵を強く当てる「鈴木流」を解説。写真はケンカ四つ時。
左小外刈。
小内刈。このまま高く抜き上げて決める。
野村忠宏氏の背負投指導。参加者にプレゼントされたチューブを利用してトレーニングを解説。鈴木氏は足技に生きるチューブトレーニングを披露した。
野村忠宏氏の背負投。説得力あり過ぎるその威力に、子どもたちから歓声があがる。
サプライズゲストはウルフアロン選手。
子供たちの要望に応えて「リモートのリモート」(ウルフ)で大内刈を指導。画面越しに説明、その言葉の通りにドンマイ氏が実演する。
「一番やりにくい選手は?」の質問には「ガシモフ選手」。ちなみに鈴木監督は「やりにくいというか、怖かったのが井上康生さん」、野村氏はもちろん「全員楽勝でした!」。
プレゼントコーナー。○×クイズと、じゃんけん対決で競う。
質問殺到、時間オーバーで終了。鈴木監督は「もっと広がって欲しいイベント」とコメントした、

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