【速報レポート】ニルス・ストンプが初優勝、橋本は銅メダルを確保/ドーハ世界柔道選手権2023・男子73kg級

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優勝したニルス・ストンプ。写真は準決勝勝利直後。

ドーハ世界柔道選手権は9日、競技日程3日目の男女合わせて2階級の競技を行い、男子73kg級はニルス・ストンプ(スイス)が優勝した。26歳のストンプは世界選手権5度目の挑戦、初めての入賞(7位以上)で一気の金メダル獲得を果たした。

日本代表の橋本壮市(パーク24)は準々決勝でストンプに一本負け。以後の2戦に勝利して銅メダルを確保した。

速報レポートは下記。日本代表選手の全試合戦評と、73kg級全試合結果は別掲。「評」は引き続いて掲載予定。

文責:古田英毅

速報レポート

【準決勝まで】

橋本順調も準々決勝で蹉跌、金メダルはならず

3回戦を戦う橋本。「橋本スペシャル」で大きく崩す。

昨年大会銀メダル、今大会で2度目の世界選手権制覇を狙った橋本壮市(パーク24)はノーシードからのスタート。この日はグランドスラム東京の一本勝ちで「手ごたえを得た」という右体落が冴えた。引き手で袖を折り込んで「橋本スペシャル」(片手の左袖釣込腰)を警戒させ、この形から右体落で取り切るという形で、ポイントを量産した。

1回戦でハッサン・ドゥッカリ(モロッコ)を「指導3」で下すと、山場の2回戦は第1シードのラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)を相手に珍しい軸足回転の右体落。ジャンプして仕掛け、作用足を挙げたまま引っ掛けて足車の形になったこの技で「技有」を得て
最難関を突破する。3回戦はベフルジ・ホジャゾダ(タジキスタン)からGS延長戦31秒またも右体落で「技有」を得て勝ち抜け、視界良好かと思われた。

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