エントリーは51名。「階級概況・勢力図」で示した予想からのシード選手配置の変更はなし。
優勝候補グループで唯一シードから漏れていた永瀬貴規(旭化成)は、プールB上側のギレルミ・シミット(ブラジル)の山を引いた。これにより優勝候補4人はきれいにプールが分かれることになった。配置はそれぞれタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)がプールA、永瀬が前述のとおりプールB、マティアス・カッス(ベルギー)がプールC、サイード・モラエイ(アゼルバイジャン)がプールD。
永瀬は明らかに好配置。最初の山場は3回戦のシュミットとティモ・カフェリウス(ドイツ)の勝者との試合となる。ここは恐らくシミットが勝ち上がってくると思われるが、永瀬とは一段実力に差があり、大きなミスをしなければ問題なくベスト8に勝ち上がれるはずだ。抱き勝負と伏せ際の寝技にだけは注意したい。
永瀬は十分に優勝するだけの力があるが、何しろ階級自体のレベルが高く、絶対的な優勝候補とまでは言い難い。最重要要素はピーキング。まずは序盤戦、永瀬を含めた上位候補の調子をチェックしたい。
有力選手の配置、各プールのひとこと展望は下記。有力選手の特徴については「選手名鑑」を、組み合わせは公式サイトで山組を確認のこと。
【プールA】
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