【戦評】第6日・日本代表選手全試合戦評(男子100kg級、女子78kg級)/ドーハ世界柔道選手権2023

記事
  1. ホーム
  2. 記事
  3. 【戦評】第6日・日本代表選手全試合戦評(男子100kg級、女子78kg級)/ドーハ世界柔道選手権2023

予選ラウンド 日本時間 17:30~
決勝ラウンド 日本時間 24:00~

男子100kg級

飯田健太郎(旭化成) 2回戦敗退

【1回戦】飯田健太郎(旭化成)〇裏投(1:48)△ムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)

飯田は右、身長2メートルのツロボエフは両組み。ツロボエフはまず右組みでスタート。組み手の左右を変えながら、常に釣り手を背中に入れてクロス、奥、腕を抱えてと持ちどころを変えながら圧する。飯田、右構えには引き手で腋、あるいは横帯を持ってつっかえ棒をして間合いを詰めさせせず、支釣込足で崩しながら丁寧な進退。1分15秒にやや厳しめの場外「指導」を貰ったが、以後も冷静に試合を進める。1分33秒ツロボエフが組み手をスイッチして左内股を放つが、飯田股中で透かして落とし「待て」。続く展開、ツロボエフが右構えでクロスに釣り手を入れると、斜めから接近して裏投一撃。腰の浮いた相手を高々投げ上げ、裏投「一本」。進退、決め技ともに近年出色。飯田ここ2年のベストと言っていい試合だった。

【2回戦】飯田健太郎(旭化成)△内股(0:41)〇ピーテル・パルチク(イスラエル)

有料会員記事(無料会員の方も月3本までお読み頂けます)
【残り2,164文字 / 全2,670文字】

スポンサーリンク