カタール・ドーハで行われている世界柔道選手権2023、6日目の男子100kg級はアルマン・アダミアン(中立選手団)が優勝を飾った。26歳のアダミアンは初めての世界選手権制覇、決勝はルカシュ・クルパレク(チェコ)を「指導3」で破った。
日本代表の飯田健太郎は2回戦敗退、入賞なしに終わった。
速報レポートは下記。日本代表選手の全試合戦評と、100kg級全試合結果は別掲。「評」は引き続いて掲載予定。
文責:古田英毅・eJudo編集部
速報レポート
【準決勝まで】
飯田は2回戦敗退
飯田の組みあわせは過酷。まず1回戦で昨年度の王者ムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)、勝っても2回戦でピーテル・パルチク(イスラエル)、3回戦でニイアズ・イリアソフ(中立選手団)と頂点を狙うクラスの選手たちと連戦。開き直りが求められる配置だ。
そして迎えた初戦、飯田は王者ツロボエフを相手に完璧な試合を披露。身長2メートルで両組みの面倒な相手に、引き手で腋・帯を掴む組み手の妙と位置取りのうまさで力を伝えさせず良いペースで試合を進める。そして1分33秒、右組みのクロス組み手に切り替えた相手に斜めから接近、裏投「一本」で勝負を決めて見せた。
スポンサーリンク