取材・文:古田英毅・eJudo編集部
写真:乾晋也、上野弘明
準々決勝
東海大相模高(神奈川) - 埼玉栄高(埼玉)
準々決勝でもっとも注目すべきはなんといってもこの一番。優勝候補国士舘の首を狙い得る強豪2チーム、東海大相模高(神奈川)と埼玉栄高(埼玉)が早くも激突する。このベスト8ステージのみならず、決勝と並ぶ今年の金鷲旗の最注目カードである。
東海大相模高(神奈川) - 埼玉栄高(埼玉)
(先)ナコスティン王未土 - 堀口太雅(先)
(次)手塚春太朗 - 堀悠隼(次)
(中)早川凱心 - 饒平名和貴(中)
(副)木原慧登 - 峰優月(副)
(大)杉本明豊 - 平野匠啓(大)
東海大相模には大将の杉本はもちろん、ナコスティン、手塚、木原と、少しでも気を抜けば複数枚抜きに至るであろう危険な攻撃カードがずらりと並ぶ。しかし埼玉栄の側は攻撃力もさることながら、試合を作る力に長けた駒を隙間なく並べており、そう簡単に得点を許さないはず。前半のみどころは東海大相模の攻撃力が埼玉栄の堅陣を突破出来るかどうか。そして埼玉栄が東海大相模の前衛2枚の攻撃カードを能く凌ぎ、逆に、唯一相手方の陣形が凹む早川のポジションで具体的な「得点」まで刃を届かせられるかどうか。
そしてどんなシナリオであっても、東海大相模の木原と杉本、埼玉栄の峰・平野と後衛に並んだタレントたちの直接対決は必至。プレビュー記事でも書いた通り、ここはもはや采配を超えて「選手の底力」が試されるステージ。この試合のみならずその後の戦い、そしてインターハイの様相までをも規定する戦いである。
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