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【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第6回「大量とは新しい思想を嫌わず容れる性質と種々さまざまの事を同時に考えて混淆(こんこう)せしめぬように纏(まと)める力との二つを含んでいる言葉でして、これが柔道の修行上なぜ大切かなれば人はとかく自分の考えを信ずることの強さのあまりこれに優るところの考えが新しく出てきてもこれを採らないばかりではなく、その新しい考えについて善悪の見分けをも付けてみないようなことが往々あるものにして柔道の投技とか固技とかの理論についてはまことにそのようなことがだれにもありやすいものでございます。」

【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第6回「大量とは新しい思想を嫌わず容れる性質と種々さまざまの事を同時に考えて混淆(こんこう)せしめぬように纏(まと)める力との二つを含んでいる言葉でして、これが柔道の修行上なぜ大切かなれば人はとかく自分の考えを信ずることの強さのあまりこれに優るところの考えが新しく出てきてもこれを採らないばかりではなく、その新しい考えについて善悪の見分けをも付けてみないようなことが往々あるものにして柔道の投技とか固技とかの理論についてはまことにそのようなことがだれにもありやすいものでございます。」

2016.05.23