「柔道の修業において最も戒むべきは躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)にあり。」
出典:「精神修養と柔道 明治40年7月7日の講話大要」
嘉納塾同窓会雑誌27号 明治40年11月 (『嘉納治五郎大系』2巻43頁)
躊躇逡巡(ちゅうちょしゅんじゅん)。
難しい漢字が並んだ熟語ですが、意味を調べますと<決心がつかず、ためらってぐずぐずすること>とあります。このことを師範は講道館柔道の修行において「戒む(いましむ)べき」と言います。
<いましむ>と言えば第93回で師範が油断をいましめていることを、取り上げたばかりですが、今回はどのような理由で、躊躇逡巡をいましめるのでしょうか。
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