【プレビュー】混戦も第1候補はやはりアグベニュー、序盤の山場は髙市vsファンリースハウトの準々決勝/パリオリンピック柔道競技2024・女子63kg級(階級概況・シード選手配置予想)

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階級概況

女子63kg級実力推測マップ

上位候補の数という意味で言えば、大会屈指の混戦階級。メダル圏内に多くの強豪が詰め込まれており、誰が勝利してもおかしくない。

優勝候補は、世界選手権で6度の優勝歴があるクラリス・アグベニュー(フランス)。ただし、加齢の影響もあってか、最近は最大の武器のパワーに陰りが見えてきている。技術の高さでこれをカバーしてはいるものの、明らかに接戦が増えており、5月のアブダビ世界選手権では2015年以来のV逸。かつてほどの絶対性はなくなっている。何がどうなってもアグベニューの金メダルだけは確実、という東京五輪時の位置にはない。

とはいえ今大会はキャリアの集大成、確実にピークを合わせてくるはず。地元の声援に後押しされるだろうことも含めれば、やはり優勝に一番近いのはこの選手と考えるべきだろう。

クラリス・アグベニュー
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