階級概況
上位候補の数という意味で言えば、大会屈指の混戦階級。メダル圏内に多くの強豪が詰め込まれており、誰が勝利してもおかしくない。
優勝候補は、世界選手権で6度の優勝歴があるクラリス・アグベニュー(フランス)。ただし、加齢の影響もあってか、最近は最大の武器のパワーに陰りが見えてきている。技術の高さでこれをカバーしてはいるものの、明らかに接戦が増えており、5月のアブダビ世界選手権では2015年以来のV逸。かつてほどの絶対性はなくなっている。何がどうなってもアグベニューの金メダルだけは確実、という東京五輪時の位置にはない。
とはいえ今大会はキャリアの集大成、確実にピークを合わせてくるはず。地元の声援に後押しされるだろうことも含めれば、やはり優勝に一番近いのはこの選手と考えるべきだろう。
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