【eJudo’s EYE】「経緯は疑問、内容は誠実」。新ルールはゲームバランス重視、現状の問題点に適切に回答。

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

IJFのルールセミナーで、新ルールが周知された。

国際柔道連盟(IJF)が、2025年から施行する(6月の世界選手権までが試行期間)新ルールを発表した。巷間噂されていた、2013年以来の「足取り」復活はなし。これについては後述するとして、全体的にはかなりいいバランスで、「投げて(≒抑込技なども含む見た目にわかりやすい技術で)決着をつける」というこれまでの方針に対して、誠実にアプローチして来た。現状のゲームにおけるここぞの問題点を見逃さず、的確に解をぶつけてきたと高く評価したい。

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