26日に行われた全日本柔道選手権で2連覇を狙った羽賀龍之介(推薦・旭化成)は、昨年度大会の再現カードとなった決勝で太田彪雅(推薦・旭化成)に敗れ、準優勝に終わった。試合後にコンディションを問われると「普通」と平静を装ったが、実は2日前に腰を負傷し、出場自体が危ぶまれる状態だった。
報道陣に「負傷していたのでは」と再三問われた羽賀が認めたところによると、24日に仕上げの投げ込みを行っていた際に腰を痛め、ぎっくり腰の症状に。関係者によると、歩くことが出来なくなり、壁に手をつかないと移動することすら難しい状態だったという。大会当日の朝まで欠場の見込みだったが、「少し歩くことが出来るようになった」ことで、痛み止めの注射を打っての強行出場に踏み切った。
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