グランドスラム・ウランバートル大会は26日、現地のステッペ・アリーナで最終日を迎え、男女合わせて5階級の競技が行われた。
女子78kg級は梅木真美(ALSOK)が全試合一本勝ちで優勝。勝負どころとなった準決勝で欧州王者のアリナ・ブーン(ドイツ)を3分16秒「横三角」からの崩上四方固「一本」で下すと、決勝では第1シードのインバル・ラニル(イスラエル)を2分2秒、豪快な内股「一本」に仕留めた。
決勝の内股は得意の両襟ではなく引き手で袖を持っての投げ。これによって崩しと決めの精度が上がり、技の効果を一段引き上げた。梅木は昨年来、引き手の持ちどころを増やすことに取り組んでおり、これが投げの威力アップとして結実した格好。結果はもちろん、内容面でも強化陣に大きくアピールした大会となった。
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