60kg級 古賀玄暉は好配置、ガリーゴス戦までは無風
文責:小林大悟・eJudo編集部
今年の欧州王者のフランシスコ・ガリーゴス(スペイン)を始め、キム・ウォンジン(韓国)、カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)ら、おなじみの強者が出場。ここに東京五輪後に対抗した新興勢力である日本代表の古賀玄暉(旭化成)、ギオルギ・サルダラシヴィリ(ジョージア)、エンフタイワン・スミヤバザル(モンゴル)、エンフタイワン・アリウンボルド(モンゴル)らが加わり、レベルの高いトーナメントが組まれた。
古賀は好配置、準々決勝のガリーゴス戦までは無風。序盤戦をできるだけ良い形で消耗なく勝ち上がり、ベスト8以降の強豪との連戦に備えたい。古賀の最大の課題は接近戦を多用するスタイルに地力がついていっていないこと。前回のグランドスラム・トビリシ(3位)から1ヶ月半しか経過していないことを考えればこの点はまだ強化の途上と思われるが、もうひとつの持ち味である持ちどころを選ばないトリッキーさを生かすことができれば優勝も狙えるはず。自分の柔道の理想像に囚われすぎず、柔軟に持てる手立て全てを用いることが出来るかどうかが勝利の鍵と見る。
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