※試合開始 14:30
男子60kg級 髙藤直寿(パーク24) 優勝
【2回戦】髙藤直寿〇反則[指導3]△モリッツ・プラフキー(ドイツ)
ともに左組みの相四つ。髙藤引き手で先んじて袖を掴み、右袖釣込腰の形で上体を振り、支釣込足で蹴り潰し、展開を引っ張る。プラフキー組み手をやり直して抗せんとするが、やり取りは常に髙藤の一方的優位に収まる。髙藤は引き手で袖を抑えたまま釣り手を奥、そして引き手側から背中に掌を通す「逆クロス」を往復させて相手の頭を下げさせ続ける。奥を持たれたプラフキー首を抜いて逃げざるを得なくなり、1分15秒首抜きの「指導」。続いて髙藤再び引き手で袖、釣り手は「逆クロス」から相手にこれを落とさせて両袖に誘い、相手の頭を下げたまま前進。プラフキー一歩下がらざるを得ず、1分39秒場外の「指導」。髙藤引き手で袖を一方的に掴んで、前に出ると、切り離そうにも出来ないプラフキー思わずこれを振り離す。髙藤逆らわず敢えて離してやり、これによってプラフキーの「己が切って組みに行かない」反則が成立。プラフキーに3つ目の「指導」が宣されて試合が終った。相手にとってはいずれも「そうせざるを得なかった」反則。3つ目に至っては髙藤が能動的に相手を反則に誘っている。真骨頂の試合だった。
【3回戦】髙藤直寿〇反則[指導3](2:00)△ジョン・スンビョン(韓国)
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