ワールドランキング上位36名のみがエントリーを許される今期のワールドツアー最終戦、ワールドマスターズ・エルサレムは21日、現地のパイス・アリーナで競技第2日目の男女それぞれ2階級ずつを行った。
女子63kg級は髙市未来(コマツ)が2017年、2018年、2019年大会に続く4度目の優勝を果たした。予想通り徹底警戒を受けたが、終始落ち着いた戦いぶり。軽挙せず、論理的に試合を進めて、危なげなく勝ちを続けた。1回戦はクリスティーナ・カバナ=ペレス(スペイン)を肩固「一本」。2回戦はオズバス ・ソフィ(ハンガリー)の袖口絞りに冷静に対処、敢えて切らずに主導権を取り続け、GS延長戦59秒初めてこれを切るなり左大外刈に飛び込んで「技有」奪取で勝ち抜け。準々決勝はルーシー・レンシャル(イギリス)を相手に背負投を掛け潰れてしまったが、相手が背後から跨いだミスを見逃さずにもろとも転がり「技有」。このポイントで優勢勝ち。準決勝はアンリケリス・バリオス(ベネズエラ)を崩すなり「腰絞め」に捉えて僅か44秒「一本」で圧勝。
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