【レポート】シード選手立川・宮木ともに初戦で苦杯、戦国大会の勝者は荒川朋花/2023年全日本選抜柔道体重別選手権・女子48kg級

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取材・文:森さとる/eJudo編集部
写真:上野弘明・乾晋也

【準決勝まで】

立川・宮木はともに初戦で姿消す

1回戦、濱野妃菜が立川莉奈から右大外刈「技有」

ともに優勝候補と目されていた、第1シードの立川莉奈(福岡県警察)と第2シードの宮木果乃(日本大2年)が、揃ってまさかの初戦敗退。講道館杯、グランドスラム東京と昨年後半のビッグタイトル2大会で決勝を争った両者が、いきなり姿を消すこととなった。

立川は、濱野妃菜(淑徳大柔道センター)に苦杯。1分8秒の時点で「指導」を「2」まで積む順調な滑り出しも、濱野の、速いテンポで間合いを出入りしながら左右の技を仕掛ける柔道に苦戦。得意とする奥を叩いての固定状態を作れないまま時間が経過し、「指導2」を追い付かれて迎えたGS1分0秒、両袖の右大外刈「技有」を失い終戦となった。

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