【レポート】仁保秀太が圧勝、全試合一本勝ちで春夏連覇決める／第72回インターハイ柔道競技・男子個人試合81kg級

取材・文：古田英毅・eJudo編集部
写真：上野弘明・辺見真也
大会日時：2023(R5)年8月8日(火)～12日(土)
会場：札幌市・北海きたえーる(北海道立総合体育センター)

【準決勝まで】

全国高校選手権の覇者・仁保秀太(大阪・東海大仰星高)が、全試合一本勝ちで決勝進出を決めた。背中を抱き、捨身技と寝技を中心に戦う独特のスタイルは今大会も冴え、まず2回戦は小神海翔(富山・小杉高)を2分23秒、崩上四方固と小外刈の合技「一本」に仕留める快勝。3回戦は阿部琥太郎(秋田・本荘高)を凄まじい勢いと軌道の引込返で放り投げると、直後それを上回る勢いの引込返で再び畳に叩きつけ、54秒合技「一本」。準々決勝は甲地来希(福島・田村高)を釣り手で背中を抱いての左体落で転がして「技有」、このまま横四方固に移って1分57秒合技「一本」。地元の大声援を受けた三田朝陽(北海道・北海高)との準決勝は開始僅か8秒、隅返「一本」で勝負を決めた。