【月刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第107回「時勢の要求であっても、それが根本的にかくする理由を有せざるならば、それに逆行することも必要であろう。」

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※編集部より 2021年3月まで隔週で連載されていた「嘉納治五郎師範のひとこと」を月刊形式で再開致します。引き続きご愛読をお願い致します。

第107回「時勢の要求であっても、それが根本的にかくする理由を有せざるならば、それに逆行することも必要であろう。」

出典:「柔道と競技運動」作興8巻12号 昭和4年11月
 (『嘉納治五郎大系』1巻19頁)

筆者が学生の頃、柔道は「スポーツ」か、それとも「武道」か。そんな議論を耳にすることが時々ありましたが最近はどうでしょうか?師範の時代も同じようなことが人々の口に上っていたようです。いわく<競技運動(いわゆるスポーツ)と柔道がどのような関係にあるのか>と。そんな疑問に、嘉納師範が答えた論考が出典元である「柔道と競技運動」です。

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