間断なく大会が続いてタイミングがずれてしまったが、グランドスラム・バクー2023(9月22日~24日)の日本選手採点表をお届けする。常の通り、採点でもっとも重視するのは「己の持てる力を発揮できたかどうか」。
採点:eJudo編集部
66kg級 武岡毅(パーク24) 6.0点
成績:2位
キャリアハイとなるGS2位入賞。初戦のファビオ・バジーレ(イタリア)に始まり、ワリード・キア(フランス)ら強豪を立て続けに倒して決勝まで勝ち上がった。だけに、ヤシャル・ナジャフォフ(アゼルバイジャン)に「秒殺」された決勝が勿体なかった。
内容に関しては、良くも悪くも武岡らしさが出た5試合だったという総括になる。思い切りの良さと安定感がトレードオフ。右小外掛で「一本」2つと「技有」1つを得たものの、この技にカウンターを合わせられて「技有」2つを失ってもいる。今後間違いなく組み際の奇襲は警戒され、よりカウンターを狙われやすくなるはず。安定して成績を残すためには、まず状況を確実に見定めて緩急をつけて戦うこと。そして奇襲を生かすためにも、組み合っての柔道を強化する必要があるだろう。内容は5.5点相当。成績と倒した相手のレベルから加点した。
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