※階級の概況や有力選手、日本代表選手の紹介は「みどころ」をご参照ください。
(エントリー39名)
当初エントリーしていた東京五輪金メダリストのラシャ・ベカウリ(ジョージア)が、大会直前に出場を取り消し。村尾三四郎(JESグループ)vsベカウリという、世界のファンが楽しみにしていた対戦の可能性はなくなってしまった。とはいえ、それでも今回のトーナメントは分厚い。世界大会と比べても遜色のない豪華さだ。現役世界王者のルカ・マイスラゼ(ジョージア)と昨年の世界王者のダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)、村尾、ミハイル・イゴルニコフ(中立選手団)とパリ五輪の金メダル候補4人がトーナメントに名を連ね、脇を固めるトップランカーたちも、ほぼ欠けることなく東京の地に集結した。
優勝候補は、前述のマイスラゼ、ボボノフ、村尾、イゴルニコフの4人。ほかノエル・ファンテンド(オランダ)やエドゥアルド・トリッペル(ドイツ)ら世界大会メダルクラスの強豪も大勢参加しているが、最近の成績では前述の4人が一段抜けている。4人のうち唯一シード外となっていたイゴルニコフは村尾の山を引き、順当ならば準々決勝での対戦が濃厚。幸いにも村尾のベスト8までの相手は、世界ジュニア2位のヴガル・タリボフ(アゼルバイジャン)、「草刈り」型の変則小内刈使いのアラム・グリゴリアン(アラブ首長国連邦)と、いずれも明確な格下となっている。余力を残して勝ち上がり、イゴルニコフとの大一番に備えたい。なお、イゴルニコフの側は2回戦にファンテンドとの対戦が組まれており、これは序盤戦屈指の好カード。
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