階級の概況、海外有力選手・日本代表選手の紹介は「みどころ」をご参照ください。
(エントリー28名)
当初エントリーしていたアナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)が早々に出場をキャンセルしたものの、それ以外の有力選手はほぼ欠けることなくトーナメントに名を連ねた。日本勢が4人出場していることも含めれば、トーナメントの優勝難度は世界大会と比べても遜色ない。
パリ五輪の代表を争う濵田尚里(自衛隊体育学校)、高山莉加(三井住友海上)、梅木真美(ALSOK)の3人は、それぞれ山が分かれ、全員が勝ち上がった場合にはまず上側の準決勝で濵田と髙山が戦い、その勝者が決勝で梅木と対戦することになる。選考対象期間の各選手の実績に明確な差はなく、ここで勝利した選手がそのまま五輪代表に内定する可能性大だ。
とはいえ、海外勢が強力なため、そもそも直接対決まで勝ち上がること自体のハードルが高い。最も厳しい組み合わせを引いたのは濵田。まず2回戦でファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)、そして続く準々決勝では現役世界王者のインバル・ラニル(イスラエル)との対戦が組まれている。特にラニルは階級随一の怪力を武器に、リスク度外視で大技を打ち込んでくる強敵。立ち技では勝機を見出し難く、いかに寝勝負を徹底出来るかがポイントとなるはずだ。
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