【eJudo’s EYE】女子日本代表選手採点表/グランプリ・アッパーオーストリア2024

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評・採点:古田英毅/eJudo編集部

近藤美月がツアー初出場、初優勝

グランプリ・アッパーオーストリア2024、男子に引き続いて女子の日本代表選手採点表をお届けする。採点に当たって重視するのは男子同様“実行”と“準備”の2要素。「己の持てる力を発揮出来たかどうか」と、「己を理解して必要な手札を準備し、その上で状況にあったカードを切ることが出来ていたか」だ。

男子の派遣陣形とアウトプットの健全さを高く評価したばかりなので、採点に先んじて、女子もこの点での評を記しておく。

グランドスラム2大会と合わせて、女子は派遣選手の選抜に少々違和感を感じた。3番手以下の派遣は男子同様、ロス五輪を担う世代の若手に切り替えていくべきなのではないだろうか。もちろんベテランであっても国際大会で続けて勝っている、あるいは国内でしっかり成績を残した選手ならば選ぶのは当然、むしろ選ばない方がおかしい。しかし今シリーズは、決してそうではない選手に貴重な枠を振り分け、そしてそういう選手のパフォーマンスはやはり良くないという例が目立った。こういう難しい時期であればこそ、確たる意思とビジョンを持って次の世代に繋がる派遣を為すべきはずなだが、「なし崩し」感が否めない階級がある。女子日本代表はパリ五輪後に、監督任期満了で強化体制が大きく変わる。これを目前にして少々ガバナンスが緩んでいるのではないか、というのは穿ち過ぎた見立てだろうか。派遣計画については強化委員会で理由を説明して了承を得ているはずなのだが、であれば、強化委員会が健全なフィルタとして機能していないのではという危惧も感じる。

次の大きな分かれ目は世界選手権。しっかりビジョンの見える選抜をしてもらいたい。ロス五輪までの時間は決して長くない。無駄に出来る大会などない。

48kg級

近藤美月(東海大1年) 6.0
成績:優勝

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