【速報版】全試合戦評/令和6年全日本柔道選手権大会

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開会式。選手宣誓は本大会最年長、昨日33歳になった羽賀龍之介が務めた。

日時:2024(R6)年4月29日
会場:日本武道館

一回戦

石山潤平(東京・パーク24)○大内刈(3:27)△砂田勇登(関東・神奈川県警察)

石山潤平が右大内刈「一本」

ともに右組みの相四つ。組みたい石山に対し砂田が左一本背負投に浮技で対抗し、1分17秒石山に「指導」。石山手順を変えて釣り手から掴むと、引き手も襟から袖に変えて展開を持ち直す。リズムを掴んだ石山、3分13秒には釣り手で背中を抱えて右大内刈。砂田ここで勝負と裏投型の大内返を試みるが、石山ケンケンから体捌きよく被さって決め切り「一本」。

尾原琢仁(九州・旭化成)○優勢[僅差3-0]△高田大樹(北海道・旭川刑務所)

尾原がほぼ一方的に展開を支配

尾原が左、高田が右組みのケンカ四つ。尾原が終始釣り手で上から圧を掛け、間合いをコントロール。高田は幾度か得意の脇を差す形を作るものの、具体的な攻撃には繋げられない。一方的な展開で尾原が「指導」3つを積み、判定3-0で勝利。

前田宗哉(関東・自衛隊体育学校)○崩上四方固(2:34)△吉野敦哉(九州・鹿児島刑務所)

前田は敢えて潰し切らず、立ち姿勢から横三角に繋ぐ。

吉野左、前田右組みのケンカ四つ。前田引き手で襟を掴んで前進一択。10秒吉野に早くも場外の「指導」。以降は前田がやはり前に出、下げられた吉野が左内股と巴投で展開を繋ぐ。吉野は得意の肩車に活路を見出ださんとするが前田素早く反応、得意の横三角から崩上四方固に抑え込んで「一本」。

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