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※女子78kg超級組み合わせ(公式サイト)
※こちらの記事を前提とした内容のため、併せて読むことで、よりお楽しみいただけます。
シード予想からの、選手配置の変更はなし。
シード予想からの、選手配置の変更はなし。シードから漏れた有力選手は、素根輝(パーク24)がプールD、イダリス・オルティス(キューバ)がプールCに配された。素根については後述するが、オルティスはベスト8進出を狙うならば最も良い位置を引いた形。最近のパフォーマンスからすればそれでも勝ち上がりは容易ではないが、5大会連続のメダル獲得に向け、可能性を残すこととなった。
優勝争いの様相は混戦。実力では2022年タシケント世界選手権王者のホマーヌ・ディッコ(フランス)がやや抜けているが、柔道は力任せで粗く、他の上位候補と比べて決して絶対的な存在ではない。全員の調子がフラットならばディッコが優勝すると思われるが、調子次第では陥落の可能性ありと考えておきたい。
日本代表の素根輝(パーク24)は、考え得る限り最も良い配置を引いた。ディッコとの対戦は出し尽くしても次がない決勝がベスト。さらに馬力と手数のラズ・ヘルシュコ(イスラエル)とは序盤では戦いたくなく、そうなると必然的に柔道が素直な選手がシードを務めるプールDということになる。そしてシード選手はカイラ・オズデミル(トルコ)よりも、脅威度の低いシウ・シヤン(中国)の方が戦いやすい。素根はここのところ調子を落とし、怪我もしてと良い流れにはなかったが、ここでこの組み合わせを引くのは、やはり「持っている」と言わざるを得ない。今年のここまでの苦戦も自らの物語に変え、頂点を目指したい。
有力選手の配置、勝ち上がり予想は下記。
【勝ち上がり予想】
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