【連載】見る専👀Ayaの場外ケアシステム #014「グランドスラム・ドゥシャンベは今年も大盛況、角田夏美が語る女性アスリートの悩み」

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著者紹介:Aya

Xの人気アカウント2025judoを運営する、柔道ファン界隈きっての「見上手」。SNS投稿の紹介はもちろん、試合情報に関しても的確なピックアップとわかりやすい紹介が好評、ファンのみならず選手間でもよく知られる。代表選手の中には「これさえ見ていればツアーの流れがわかる」と、このアカウントをウォッチするためにXを始めた方もいるほど。

「ケアシステム」=皆さんご存じの、審判用の試合動画録画・再生システム。技の効果や反則判定のチェックなどに使用されます。正式名称“CARE(Computer Aided Replay)システム”

グランドスラム・ドゥシャンベは今年も大盛況

アジア選手権でのタジキスタン代表の大活躍も記憶に新しいですが、 そのわずか1週間後、今度は彼らの地元・タジキスタンでグランドスラム・ドゥシャンベが開催されました。 グランドスラムは3日間の日程ですが、初日の予選ラウンドからすでに会場は超満員。かなりの観客が入場できなかったそうです(当日券システムだったのでしょうか?)。

観客のほとんどが男性という点には、イスラム圏らしさも感じましたが、それでも今回は各階級に女子選手も多数エントリー。中でも注目は52kg級マディナ・クルボンゾダ。まだ18歳ながら、初出場のグランドスラムで堂々の銅メダルを獲得! メダルが確定したあと、観客席にいたお父さんの元に駆け寄り、観客席に引き上げられ喜びを分かち合っていた姿がとても感動的でした。 その後、ショート番組『ゴールデンスコア』にも出演し、「ロサンゼルス五輪では、52kg級金メダリストのディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)のようになりたい」と宣言。これからの4年間が本当に楽しみな存在です。

また、地元の大歓声に後押しされ、アジア選手権からの連戦で疲労があるはずの選手たちも大活躍。会場は連日大盛り上がりで、見ているこちらも思わず引き込まれてしまいました。 そして、パリ五輪以降の中国勢の勢いはどうやら本物のようです。男女ともに、名前の知られていない選手でも要注意。とにかく全員寝技が上手すぎて驚かされます。一体中国柔道でなにが起きているのか…。どんな体制でここまで一斉に強化できたのか、非常に気になるところです。

こちらは私が勝手に選んだ、タジキスタン柔道連盟で一番イケてた動画です。

タジキスタン柔道連盟

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マディナ・クルボンゾダ(タジキスタン)

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角田夏美が語る女性アスリートの悩み

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