【ニュース】ゴールドゼッケンの貫録、阿部一二三が他を寄せ付けぬ圧勝V/グランドスラム・ハンガリー2022第1日男子(60kg級、66kg級)

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66kg級決勝、阿部一二三がラヒムジョン・スブホノフから片手の袖釣込腰で2つ目の「技有」

グランドスラム・ハンガリー大会が8日、ブダペストのパップ・ラズロ・スポーツアリーナで開幕。初日の男子は2階級の競技が行われ、66kg級は日本代表の阿部一二三(パーク24)が優勝した。

金メダルを獲得した東京五輪以来、約1年ぶりの国際大会出場となる阿部は全試合一本勝ちの圧勝。進化した組み手と図抜けた反応速度、そして体の強さを生かした豪快な技で他を全く寄せ付けなかった。2回戦はシュエ・ジヤン(中国)を僅か1分22秒、シュエ・ジヤン(中国)を打点の高い右袖釣込腰に仕留めて「一本」、3回戦はイブラヒム・アリエフ(アゼルバイジャン)を1分57秒両袖の右大外刈「一本」。準々決勝は密着が武器のガンボルド・ヘルレン(モンゴル)がまったく組み合わず「指導」積み上げを狙ってきたが、相手が組ませないと見るや中盤以降は敢えて強引に攻める手に切り替えてGS57秒「指導3」で勝利。準決勝は60kg級からやって来た一発屋ワリード・キア(フランス)を右大内刈で弾き飛ばして僅か37秒の「一本」。決勝は準々決勝で五輪2位のヴァジャ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)を谷落「一本」に沈めているラヒムジョン・スブホノフ(ウズベキスタン)からまず片襟の右小内刈「技有」、最後は片手の右袖釣込腰で打点高く投げ落として合技「一本」。完璧と言っていい試合ぶりだった。

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