グランドスラム・ハンガリー2022で優勝した66kg級の阿部一二三(パーク24)と、100kg級の飯田健太郎(旭化成)のコメント要旨は下記。帰国後、オンラインで報道陣の合同取材に応じた。
66kg級 阿部一二三
久しぶりにオール「一本」で勝てて、自分らしい柔道が出来た。世界選手権に繋がる良い試合が出来たと思います。(-特に良かった試合は?) 特にこの試合というものはない。全試合通じて前に出て、落ち着いて自分の柔道が出来た。足技も出て、相手の重心を崩して、その上で決めに行く技が出せていた。(-片手技が目立った) 物凄く意識していたわけではない。ただ、自分に対してなかなか両方で組んでくれるとは思っていない。引き気味に来る。今回は直感というか、この技が嵌まるなという感覚で技を出せていたが、相手が出てこない、組ませないという中で片手の技が多くなったのではないかと思う。(-決勝の片手袖釣込腰について) 練習でも昔から出している技。足技でポイントを取って、相手が出て来るなと感じていた。自分の瞬発力の高さが出せたし、体もしっかり動いて嵌まってくれた。体の状態がある程度よくないとあそこまで反応出来ないはず。あの試合を通じて、今回は仕上がりも良かったのではないかと思いました。今回はいい意味で落ち着いて試合が出来ていて、相手によって自分の柔道を少し変えながら投げに行く、そういうことが出来ていた。状況に対応して、色々な場面でしっかり「一本」を取りに行く、こういう形を目指していけばおのずとパリの連覇に近づいて行けると思う。世界選手権の前に海外選手と組み敢えて、良い経験になりました。あと3か月、しっかり自分の柔道を研ぎ澄ませて臨みます。
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