「最後の大会でついに態勢が整った、3年生の大車輪の働きに期待」日体大荏原高・小久保純史監督/夏の高校柔道・有力校監督に聞く

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聞き手:古田英毅
※インタビューは7月14日に行われました

日体大荏原高・小久保純史監督

―― いよいよ金鷲旗大会が始まります。

東京都予選で国士舘高校に負けてしまい、インターハイに行くことは出来ません。悔しい思いをしたぶん、最後の全国大会で優勝するために一生懸命練習しているところです。

―― 現3年生代は、非常に有望と目されていました。まとめの大会ということになりますね。

仰る通り、中学時代に大きなタイトルを持った選手、全国大会で活躍した選手が揃った有望な代です。この代でもう1度日本一を目指していたのですが、この世代はコロナ、そして怪我に泣かされました。特に怪我の多さ。昨夏には、松葉杖を着いている選手がこの学年で3人という時もありました。その後、なんとかここから立て直せるかな、となったところで、昨年インターハイ100kg超級の代表を務めた佐藤晴輝が、冬の合宿で足を骨折。OBと実にいい稽古をやっている最中の出来事。そこから回復が長引いてしまいました。中村乾渡も骨折をしたり、手首、足と怪我が長引いた。1人ならカバー出来るんですが、2人、3人となると非常に厳しい。1枚抜けと2枚抜けではまったく違いますから。とにかく、5人力を出せる選手が揃う予選がありませんでした。それでも子供たちの前では、怪我はどこにでもある、関係ない、精神力で戦おう、と言ってきたのですが、かなり厳しい状態でした。

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