【談話】「過去の金鷲旗の映像見せて勝ち方を学んだ、“負けて強くなる代”が新たな歴史を作ってくれた」富士学苑高・矢嵜雄大監督/2022年度金鷲旗高校柔道大会

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金鷲旗高校柔道大会(22日~25日、照葉積水ハウスアリーナ)、女子の部で連覇を達成した富士学苑高・矢嵜雄大監督のコメント要旨は下記。

富士学苑・矢嵜雄大監督「負けて強くなる代”が新たな歴史を作ってくれた」

矢嵜雄大監督

―― 優勝おめでとうございます。

疲れました(笑)。

―― 今更ですが、優勝は狙っていた。

「絶対の優勝候補」と書いて頂きましたし、もちろん狙っていました。

―― 決勝を振り返って。

敬愛高校との戦いを想定して準備していたのですが、比叡山高校も非常にしぶとく、鍛え込まれているチーム。苦戦は覚悟していました。全国高校選手権無差別優勝の本田(万結)選手には、1対1の戦いは厳しい。作戦としては本田選手に2枚、3枚を当てたいと考えていたのですが、まさにその通り、川崎(愛乃)・山本(海蘭)と二人がかりで戦えたことが良かった。杉山(凛)がリードを作ってくれたことが非常に大きかったですね。

―― 山本選手、最後は「指導2」を取り、その上で裏投で一本勝ち。劇的な決着でした。あそこで裏投の判断は驚きです。

もう心臓が止まりそうでした (笑)。「指導」を2つ取って残り時間も僅か。このままポイントアウトしてもいいと思っていましたが、まさかあそこで勝負に行くとは。「バック」は一歩間違えば被り返されてしまう危険と隣り合わせですが、あの場面で「一本」取ってくる勝負強さは凄い。少しでも迷いがあったら自爆していたのではないかと思います。

―― 大会全体を振り返って

まず52kg級ながら大久保(藍)が頑張ってくれたことが非常に大きかったですね。後衛の負担が減りました。準決勝では小出(穂香)が先鋒、2人抜いて3人目で引き分け。あの埼玉栄高校戦は小出の活躍で決まりました。齋藤(咲花)も好調で、色々なことが上手く嵌まった大会だったと思います。2日間でたくさん試合も出来、最高の稽古と言いますか、一回りも二回りも選手が大きくなってくれた大会だと思います。

―― 注目の大物1年生小出選手、準決勝まで投入を待ちました。

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