[個人戦最終日更新]男子日本代表選手・全試合戦評/アジア柔道選手権2022

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60kg級

永山竜樹(了徳寺大職)
成績:優勝

【2回戦】
永山竜樹○合技[大内刈・内股](2:28)△ヴィジャイ=クマル・ヤダフ(インド)
永山が右、ヤダフが左組みのケンカ四つ。永山、組み際に巴投を狙うもこれは不発。23秒、ヤダフに両手で相手の組み手を切ったとして「指導」。以降は組まないヤダフに組みたい永山という構図で試合が進行。1分4秒、引き手を持とうとしない相手に対して、永山が一本背負投の形に相手の腕を抱えての左大内刈、これで「技有」を得る。さらに2分28秒、袖と襟の二本を得るなり右内股。「技有」を追加して試合を終える。

【準々決勝】
永山竜樹○小外刈(3:09)△バイエルジャン・ナルバエフ(カザフスタン)
永山、ナルバエフともに右組みの相四つ。組み合いたい永山に組み合わずに際(きわ)の技で勝負したいナルバエフという構図。40秒、永山は相手の低い右体落の立ち上がり際に左小外刈を合わせて「技有」を先行する。しかし、以降は追い上げを図るナルバエフの前にやや受けに回ってしまい、相手の左袖釣込腰、右背負投の仕掛けを許す。身体能力の高さで反転回避も、やや危ない場面。この流れのまま、残り1分には消極的試合姿勢の「指導」を失う。それでも最後は組み際の右小外刈から相手の上に乗り上げるようにして決め切り、3分9秒「一本」。

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