愛媛県武道館(松山市)で行われているインターハイ柔道競技(令和4年度全国高等学校総合体育大会柔道競技・第71回全国高等学校柔道大会)は8日、男子最終日の個人試合4階級の競技が実施された。
男子100kg級は新井道大(埼玉・埼玉栄高)が前評判通りの強さを見せ、2連覇を達成した。2回戦は中川宗一郎(山口・高川学園高)を1分15秒膝車と崩上四方固の合技「一本」、3回戦は厄介な西村夢人(岡山・作陽高)の左「一本大外」を返して50秒の大外返「一本」、準々決勝は中村龍ノ輔(長崎・長崎南山高)を2分30秒大外巻込「一本」、準決勝は井手翔真(宮崎・延岡学園高)を大内刈「技有」の優勢と他をまったく寄せ付けず。決勝も𠮷田燦太(三重・名張高)を僅か33秒得意の左内股「一本」に仕留めて2連覇を決めた。本人は「今日は良いところはなかった。硬くなって技も掛けられなかった」と語って自己採点は厳しめだったが、持ち前の柔道のスケール感の高さと技の威力、そして「投げて勝つ」使命感の高さ際立つ、まさしく圧勝だった。
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