タシケント世界柔道選手権(10月6日~13日)に出場する男子日本代表9名が26日、味の素ナショナルトレーニングセンターで会見。東京オリンピック後初めての、そしてパリ五輪まであと2年を切る中で迎える世界一決定戦に向けての意気込みを語った。
66kg級の五輪金メダリスト・阿部一二三(パーク24)は、世界選手権2連覇中の丸山城志郎(ミキハウス)との再戦に向けて「力の差を見せたい」とプライド溢れるコメント。初めて世界選手権の舞台を踏む斉藤立(国士舘大3年)は「命を懸けて勝ちに行きたい」と力強く決意表明した。
会見の要旨は下記。
会見要旨
―― 監督として初の世界選手権が間近に迫りました。
鈴木桂治監督 コーチとして7回世界選手権を体験。これまで日に日に井上監督がやつれていく様子を間近にみながら、どれだけのプレッシャーが掛かるのだろうと思っていました。今日の時点ではそこまでのプレッシャーは感じていないですが、現地に入れば嫌でも緊張すると思います。コロナ禍のという新たな環境のなか、まずは選手を全員畳に上げることが大きな関門。出場出来る立場になるまでは気を抜かず、その上で選手のコンディションを確認しながら、最終的な詰めを行っていければと思っています。
―― パリ五輪まで2年を切っています。この大会の位置付け、選手たちへの期待を。
鈴木 選手9名、1人1人が世界一になるチャンスを得たということ。しっかり世界一になって自分の名前を、そして日本柔道の強さを世界にとどろかせて欲しい。パリにどう繋がるかという道筋、己の立場はそれぞれが理解していると思う。覚悟を持って準備してもらいたい。
―― 各選手に。パリ五輪の代表選考が迫る中、この大会の位置づけ、意気込みをお願いします。
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