【ニュース・談話】ウルフの復帰戦は3位。「許容範囲、試合勘取り戻せた」/2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会

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3位決定戦、ウルフアロンが熊坂から内股「技有」

30日に行われた講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で、100kg級の東京五輪金メダリスト・ウルフアロン(了徳寺大職)が1年2か月ぶりに実戦に復帰。準決勝で敗れたが3位に入り、来年5月の世界選手権の2次予選であるグランドスラム東京(12月3日~4日)の代表権も手にした。

2回戦から登場したウルフは明らかに動きが重く、好調とは見えず。しかし本人も「初戦でパフォーマンスが良くないことはわかった」と早い段階でモードを切り替え。「組み手は調子に左右されない」と、組み手と圧力、そして寝技で勝ちを得る形に修正し、初戦は金澤聡瑠(国士舘大3年)をGS延長戦「指導3」、3回戦は全日本ジュニア王者の新井道大(埼玉栄高3年)を送襟絞「一本」、準々決勝は金野晃大(日本大4年)を横四方固「一本」で下してベスト4入り。準決勝は昨年度の学生王者植岡虎太郎(天理大4年)の背負投を止めきれずGS延長戦3分17秒「指導3」で屈したが、疲労困憊の中で迎えた3位決定戦は今季全日本強化選手選考会・全日本学生体重別選手権と2冠の熊坂光貴(国士舘大4年)をGS延長戦1分27秒、内股「技有」に仕留めて表彰台を確保した。

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