カタールで行われているドーハ世界柔道選手権、4日目の女子は63kg級の競技が行われ、クラリス・アグベニュー(フランス)が優勝した。アグベニューは6度目の世界選手権制覇。東京五輪後に出産・育児のため長い休養に入っていたが、今年2月のグランドスラム・テルアビブで競技に復帰。復帰後初のタイトルが、この世界選手権となった。
日本勢は入賞ならず。2連覇を狙った堀川恵(パーク24)、髙市未来ともに3回戦敗退だった。
速報レポートは下記。日本代表選手の全試合戦評と、63kg級全試合結果は別掲。「評」は引き続いて掲載予定。
文責:古田英毅
速報レポート
【準決勝まで】
堀川意外な蹉跌、急成長アウィチ=アルカラスにリベンジ許す
まず2連覇を狙う堀川恵(パーク24)が畳を去った。
2回戦のディアッソネマ・ムクングイ(アンゴラ)戦は合技「一本」。相手は力が強く、進退敢えてスローで、リアクションの頻度も高くない粘戦タイプ。要所の足技と返し矢の担ぎ技で試合を長くしてくるこの相手にテンポが噛み合わず決着まで3分49秒を要したが、最後は右大外刈と崩袈裟固の合技「一本」でしっかり突破。
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