採点:eJudo編集部
6月23日から25日、全日本学生優勝大会と同時進行で行われていたグランドスラム・ウランバートルの男子採点表をお届けする。評価にあたってもっとも重視したのは例によって、「己の持てる力を発揮できたかどうか」。
60kg級 永山竜樹(SBC湘南美容クリニック) 6.0点
成績:優勝
対戦者にトップ選手がいない大会ではあったが、しっかり優勝。日本人相手に思うように成績を残せていない中で、あらためて国際大会への適性を示してみせた。初戦のメフルゾド・スフィエフ(タジキスタン)戦こそ終盤まで「指導」をリードされるなど苦戦を強いられたが、試合を重ねるごとに調子を上げ、この日冴えていた両袖の右内股を軸にポイントを重ねた。準決勝のラマザン・アブドゥラエフ(中立選手団)戦では永山らしい低い軌道の裏投「一本」も披露。まだ本来の動きではない印象だが、復調を印象づけるに十分な活躍だった。初戦の苦戦と、アブドゥラエフ戦で相手に「組み手を切った」として「指導」が与えられるまでの内容の悪さ(この「指導」で流れがまったく変わった)から、採点は少々抑えて6.0点とした。
スポンサーリンク