取材・文:eJudo編集部・古田英毅
写真:乾晋也・辺見真也
団体戦で大学柔道日本一を争う2023年全日本学生柔道優勝大会(女子32回)が6月24日、日本武道館で開幕。今年から「第1部」と名称を改めた女子最高峰カテゴリ(旧「5人制」)は、全国各地区の予選を勝ち抜いた40校が参加して行われた。
優勝候補は4大会連続優勝を狙う東海大と、環太平洋大。以降は小差の競り合いで、どこが上位に残ってもおかしくない。
4つ角シード位置には東海大、龍谷大、福岡大、環太平洋大と昨年のベスト4チームがそのまま入っている。まずは準決勝までの戦いを簡単に追いかけてみたい。
【ベスト4まで】
ベスト4に残ったのは東海大、環太平洋大、仙台大、国士舘大。東海大と環太平洋大は予想通りの強さを見せての、仙台大は混戦ブロックをしぶとく制しての勝ち上がり。国士舘大は充実の戦力で3回戦までは他を圧倒、山場と目された準々決勝も快勝で4強入りを決めている。
東海大、手堅くベスト4入り
東海大の登録メンバーは込山未菜、川田歩実、大山明莉(57kg以下)、佐藤星麗七、本田万結、角田愛(70kg級)、池田紅、鹿歩夏(無差別)の8名。昨年52kg級の強化選手選考会で優勝、以後減量に苦しむも階級を上げて復活した川田、高校3年生で全日本ジュニア70kg級を制した大物1年生本田、今年のグランドスラム・パリ70kg級を制したスペインからの留学生角田、4月の皇后盃でベスト4入りの快挙を果たした78kg級の池田と、注目選手をずらり並べた迫力の陣容である。
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